病気のコラムCOLUMN
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- 主訴:不眠、不安、動悸、出勤前の吐き気、気分の落ち込み
- 現病歴:3か月前から出勤前に吐き気があり、夜も寝つけず、夜中に何度も目が覚める様になり、日中のだるさを感じる様になった。仕事に対する気持ちも前向きにはなれず、集中力も低下してきた。内科を受診するが特に異常はなく、精神科受診を勧められ紹介状を持って来院。
- 初診時にはうつ病の診断には至らなかったが、しばらく仕事を休み休養する事をすすめられ、診断書を会社に提出して休務療養を開始し、生活状況を改善するため睡眠の確保を目的に薬物療法を始めた。
- 1週間後の予約を取り、内服を開始するが、思うようには眠れず、薬物変更を希望し、3日後に再診し、薬を変更した(自分に合わない薬を続ける必要はなく、変更を希望してください)。
- 休務を始めて、徐々に症状は改善して行ったが復職に対する不安は変わらず、家族も話が聞きたいと診察に同席し(本人の同意が必要です)、対応の仕方、今後の見込みを伝えました。
- 思うように改善が見られず、休務期間を延長した(追加で診断書を作成します)。徐々に症状は改善してきたが、復職への不安もあり、生活リズムの改善を目的に復職支援プログラムへの参加を勧められた(最近では復職の条件にプログラムへの参加を求められる企業も増えてきた)。自立支援医療制度の利用を勧めることもあります
- 他院(当院では復職支援プログラムを実施していないので、他院でのプログラムを紹介致します)でのプログラムへの参加を重ね復職した。復職に際して上司や人事担当者が診察に同席し、復職後の対応(残業の有無や、仕事の内容)を相談し、復職後は当院への通院を続けた。
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