病気のコラムCOLUMN
不安障害
疾患
- 不安障害は比較的男性に多い印象です(統計等の根拠はないです)。身体の不調を契機に心配事、不安が強くなり日常生活にも支障を来します。不安に対しても、抗うつ剤は有効です。抗不安薬は速攻性があり効果はありますが、その使用頻度が高くて、いつ不安になるか分からない状況では、抗不安薬を常用してしまう状況に陥りやすいのです。それが環境によるもの、状況によるものでしばらくすれば、原因がなくなるのであれば、抗不安薬を対症療法として使用するのも選択肢の一つになるとは思いますが、不安を軽減させるためには抗うつ剤を使うことが選択されます。
- 抗うつ剤の使用により、徐々に不安が軽減し、抗不安薬の使用頻度も減っていきます。 頓服の使 用が減り必要がなくなる。その状態が続けば抗うつ剤を徐々に減量して、中止していくことも可能です。
- 不安は予期不安を生み、それは経験した者にとってみると大きな問題です。減薬のタイミングは飲み忘れが出てきた時だと思います。無理にやめる必要は無いし、再発を繰り返す方にとってお守りになります。症状が再燃しなければそれもありだと考えます。